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私はラブ・リーガルについて

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ライター

柏木しょうこ
エンタメ系翻訳家&ライター。
映画・ドラマなど海外映像作品の字幕・吹き替え翻訳ほか、小説やノンフィクション、セレブのバイオグラフィーなどの書籍翻訳を手掛ける。最新刊は『ジョニー・デップ フォト・アルバム』(ACブックス)


10月25日(木)S3#13「ハートは誰の手に」“Change of Heart”

ハートは誰の手に

■ジェーンの決断
グレイソンとステイシーがまさかの展開に!?
いよいよ最終回を向かえた『私はラブ・リーガル3』。
最後にジェーンが下した決断とは?



ジェーンはの中――「マンボ・イタリアーノ」を歌い、踊り、幸せな気分…。
イタリアはジェーンにとっていつか行ってみたい憧れの地でした。
そして目覚めると、朝のコーヒーを入れてくれるオーウェンの姿が…。
ふたりの交際は順調で、夢から覚めても幸せな気分が続くジェーンでした。

 

そしていつも通り、オフィスに出勤すると、ステイシーが逮捕されていたことを知ります。
ジェーンは友達として電話に出なかったことを猛反省

 

前回、ドラマの共演者であるブライアン殴り逮捕されてしまったステイシーでしたが、ケンカ中のジェーンとは連絡がつかず、結局、グレイソン頼ることに。
そして、グレイソンが検事補と掛け合い、ステイシーはとりあえず釈放されます。
初犯ということで、当面おとなしくしていれば罪にならない……はずでしたが、裁判で初犯ではないことが発覚!
以前、不法侵入で捕まったことがあったのです。
これには深いワケが…。実は、ステイシーがデビーの罪をかばったものでした。
デビーはオーディションの役作りのため昼メロの女王ディードル・ホールの家に侵入。
しかしデビーはステイシーの車を借りていたため、ステイシーの犯行だと勘違いされたのでした。
デビーをかばったことを知り、グレイソンはステイシー優しさ心を動かされます
また痛い目にあったステイシーは、誰が自分にとって本当に大切なのか、目が覚めます。
それは親友のジェーン(元デビー)フレッド……。
こうしてジェーンとステイシーは無事に仲直り
ただ、簡単に解決すると思っていたステイシーの件でしたが、元デビーがディードル・ホールの家からブーツをあやまって持ち去ってしまっていたことが発覚。
ステイシーは、不法侵入だけでなく、強盗の罪までかぶせえられそうになります。
ステイシーとグレイソンは、さっそく元デビーの荷物から盗まれたブーツを探しだし、法廷で足のサイズが違うことを証明。
監視カメラに映っていた不法侵入者は、ブーツを履いたまま逃げていることから、犯人はステイシーではないことは明らか。
というわけで、ステイシーには前科はなく、晴れてブライアン殴打事件が初犯だということが証明されて、罪に問われないことになりました。

 

事件が一件落着し、勝利を喜ぶグレイソンとステイシー。
ふたりは、成り行きキスしてしまいます。
裁判の間、ずっとステイシーといたことで、ステイシーがデビーに思えてきた言い訳するグレイソン……。
そんなグレイソンに、ステイシーは、ついにジェーンがデビーだと告げてしまいます。

 

ところが、そうとも知らずにジェーンが、ふたりのキスを目撃
ショックを受けたジェーンは、そのまま空港へ。
そして空港には、夢のためにニュージーランドに旅立とうとしていたオーウェンの姿が…。
実は、オーウェンに一緒に来てほしいと誘われていたジェーンでしたが、今の生活を捨てられないと断っていました。
もしかして、気が変わってやっぱりオーウェンと行くことにしたのか!? と思いきや、ジェーンもまた自分の夢であったイタリアへ行くと、オーウェンに告げます。
その勇気をくれたのはオーウェンだったと感謝して……。
そう、ジェーンは一人きりで、イタリアに行く決心をしたのです。

 

ジェーンがデビーだと知り、追いかけてきたグレイソンでしたが、時すでに遅し……飛行機のドアは無情にも閉まってしまいます。

 

そして、機内でジェーンの隣の席にやってきたのは、なんとオーウェン
ニュージーランド行きをやめて、ジェーンを追いかけてきたのです。
さて、ふたりはイタリアでハッピーエンドになるのか!?
続きは、第4シーズンをお楽しみに!

 

<ジェーンの事件簿>
■死刑囚の最後の願いは…
●依頼人:殺人の罪で72時間後の死刑を待つアーロン・ハワード
●案件内容:心臓病妹ティナに、死刑が執行されたあと自分の心臓を移植してほしいと希望するが、カリフォルニア州の法律では、死刑には3種の注射を用いていて、そのうちの1種は心臓を完全に止めてしまう。それでは移植することができないので、他州のように注射1種の方法を用いることができないか裁判所に訴えることにする。
●裁判:殺人を犯した兄のことをいまだ許せないティナは、アーロンの申し出を一度は拒否したが、ジェーンが説得し、移植を決意させる。
しかし、ジェーンは注射3種の死刑がどんなに残酷かを訴えるが失敗。死刑の方法を変えることはできなかった。ところが、それを見越していたアーロンは独房で首を吊り、脳死状態となる。死刑ではなく脳死になることが、妹に心臓を渡すことができる最後の手段だったからだ。しかもティナの容体は悪化。移植は一刻の猶予も許さなかった。だが、刑務所は、心臓が生きているからにはアーロンは州の囚人だと主張し、移植手術が可能な病院にアーロンを運ぶことを許可しない。そこでジェーンは、裁判当時の検察側の小さなミスを突くことで、アーロンの有罪判決の再審を請求。見事、判事からアーロンの身柄を刑務所から解放する許可を取りつけ、ティナの手術は成功する。

 

<ゲスト出演>
■昼メロの女王が本人役で登場!
ステイシーの裁判で証人として登場したのが、昼メロ界のスター、ディードル・ホールです。ディードルは、アメリカで最も愛されるテレビ女優の一人と言われるほどの人気女優。特に長寿ソープ・オペラ『Days of Our Lives』(1965~)で、1976年から1987年まで演じたDr.エヴァンズ役は彼女の地位を不動のものとしました。1991年に再び同シリーズに復帰。現在までに通算2000話以上に出演しています。また日本では『頑固じいさん孫3人』の美人ママ役で知られるようになりました。

 

■死刑囚の妹を演じるのは…
今回、死刑囚の妹ティナを演じるのは、『ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア』のソプラノ家の長女メドウ役でお馴染みのジェイミー=リン・シグラーです。家族が犯罪者、という境遇はまさに『ザ・ソプラノズ』につながりますね。ジェイミー=リンは、その他にも『アントラージュ★オレたちのハリウッド』『アグリー・ベティ4』などに出演しています。

 

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<現場の裏側>

最終回となる今回は、法廷シーンを専門的な見地からしっかり支えてくださっている法律監修の弁護士の畑中鐵丸先生と伊藤敬洋先生にお話をうかがいました。

 

■法律監修で難しいところは?
監修で難しいと思うのは法制度の差です。
ほとんどは日本の法制度に寄せて訳出することで違和感はなくなるのですが、陪審員制度や司法取引といった概念は日本には存在していませんから、独自の用語を使わざるを得ません。
その際に、アメリカの他のドラマや映画などによって、どれほど既に日本に馴染んでいるのか等を検討して言葉を選んでいるのですが、法的な正確さをどれだけ重視すべきか、いつも悩んでいます。

 

■『私はラブ・リーガル』シリーズで面白いなと思った案件は、12話の中世裁判!
印象に残っているエピソードは、相続に関して決闘が行われた回です。
解決手段の選択に、中世の法律に基づく決闘が用いられましたが、法制度が単一の日本で暮らしていると、「どの法律を使って解決するか悩む」といったことにはなりません。一方、連邦国家のアメリカは、州毎にそれぞれ別個の法律が存在しますので、「自分に有利な州法の選択に知恵を絞る」という場合があります。この回では、中世の法律を選択する、という突飛な設定がなされていましたが、日米の法システムの違いがビビッドに感じられる、非常に印象的なケースでした。

 

<法律監修>
■弁護士 畑中 鐵丸(はたなか てつまる)

東京大学法学部卒。日本国及び米国ニューヨーク州弁護士。「大企業からベンチャー企業までのあらゆる企業のニーズに対応した企業法務サービスを迅速に提供する」との使命のもと弁護士法人畑中鐵丸法律事務所を設立。同法律事務所、代表。

 

主な著書に、「戦略的コンプライアンス経営」(弘文堂)、「法律オンチが会社を滅ぼす」(東洋経済新報社)、「企業法務バイブル」シリーズ(弘文堂)、「こんな法務じゃ会社がつぶれる」(第一法規)、「生兵法務は大怪我のもと!」(第一法規)、電子書籍「鐵丸弁護士が説く!会社倒産シグナル10」(アクセルブックス)等多数。最新刊は、「企業ネットトラブル対策バイブル」(弘文堂刊。執筆:山岸純、企画・監修:畑中鐵丸)。

 

■弁護士 伊藤 敬洋(いとう たかひろ)
東京大学工学部物理工学科卒、中央大学法科大学院修了。
東京弁護士会非弁護士取締委員会。

2012.10.25||コメント(0)トラックバック(0)

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